もうトマトだけでいいよな

プランター利用における永田農法を基本としたトマト栽培メモ

コンパニオンプランツについて

すっかり忘れていた。

 

たなかやすこ先生の本に、あまりにも、さらりと書かれていたので、スルーしそうになっていたのだが、「しそやバジル、ナスタチウムなどを植えると、さらによく育ちます」とあった。

 

意味がよくわからなかったので、色々調べてみると、「コンパニオンプランツ」といわれているもので、一緒に植えたり、近くに置いておくと、害虫予防などの効果があるらしい。

 

素敵やん。

 

トマトのコンパニオンプランツを調べてみたが、根拠がわからないと気持ちが悪いので、できるだけそのあたりも含めて。

 

【しそ】

シソの香り成分ペリラアルデヒドが害虫を遠ざける他、風味を良くする。

【バジル】

害虫から守り、生育を促進させ風味を良くする。コナジラミ、ハエ、蚊、アオムシ、アブラムシなどにも効果がある。水分を大量に消費するため、トマトへの水分過多が抑えられる効果も(路地では効果ないだろうけど、あまり大きくないプランターとか)ケースによっては。料理とも相性がよい(笑

ナスタチウム

アブラムシ、アリ、コナジラミを遠ざける。

レモンバーム

ハチを呼び寄せ、受粉を助ける。風味を良くする。

【タイム】

ハチを呼び寄せ、受粉を助け、モンシロチョウも予防。生育旺盛なので、トマトが小さい頃に一緒に植えると、トマトの生育を阻害するかも。

【ミント】

ミントの香りを害虫を嫌い、寄りつかなくなる。殺菌効果あり。

アブラムシ、モンシロチョウ、毛虫などの害虫を遠ざける。風味をよくする。
※タイムと同じく生育旺盛なので、トマトの生育を阻害する可能性もあり。

【パセリ】

生育を助け、風味も良くなりおいしくなる。

【ガーリック】

ガーリックの強い香りが、病原菌を殺菌。香りによって害虫全般を寄せ付けない。
特にアブラムシの防除に効果がある。

【ニラ】

ネギの根に共生するシュードモナス属菌よって土壌病害を防除し、萎ちょう病や青枯病の発生を減少させる。アブラムシの害から守る。

※ネギ類は、どれも効果が認められるらしいが、トマトはもともと排他性で、さらに生命力も強いため、ニラ以外は負けてしまうらしい。

チャイブ

アブラムシの害から守る。根から出る分泌液で土中の微生物の動きを活発にし、活力ある土にする。風味を良くする。

※こちらもネギ類

【アスパラガス】

根外に殺センチュウ物質を分泌し、根の周囲のセンチュウを死滅させる。ただし、ネグサレセンチュウには効果あるが、ネコブセンチュウには効果がない。

マリーゴールド

根内の殺センチュウ物質により、侵入したセンチュウを死滅させる。特にネグサレセンチュウに効果てきめん。ネコブセンチュウも数を減少させる。マリーゴールドの強い香りがオンシツコナジラミやその他の害虫も防ぐ。

【ギニアグラス】

センチュウが侵入すると、根の組織が変化して、センチュウの発育を阻害するとみられている。ネコブセンチュウに効果てきめん。ネグサレセンチュウにも多少効果あり。

【クロタラリア】

ギニアグラスと同じく、センチュウが侵入すると、根の組織が変化して、センチュウの発育を阻害するとみられている。マメ科の線虫抵抗植物で、ネコブセンチュウの密度抑制効果あり。

※マメ科なので、空気中の窒素を取り込み、土中に窒素を供給する効果もあり。しかし、永田農法では、栄養は液肥で調整するため、避けたほうがよいかも?

 

・・・などなど、経験的に言われているものも多いようだが、センチュウ関連に強いとされているものは、研究もされているようなので、心強い。

 

上記を見るとわかると思うが、一緒に植える(根圏を共有する)ことで、効果を発揮するものもあれば、鉢などを近くに置くだけで「香り」による効果が期待できるものもあるので、なんでもかんでも一緒に植える必要はないようだ。

 

順当にいけば、トマトのコンパニオンプランツとして有名なニラやマリーゴールドあたりがよいようだが、私は、たなかやすこ先生と心中する覚悟なので、しそとバジルを植えることにした。はっはっは!!

 

しそは苗がホームセンターに売っていたものの、バジルは種しか置いていなかったので、取り急ぎ、しそのみトマトプランターへ。(もちろん、永田農法的に根切りして定植)

 

バジルは気長に、種から育てよう。