もうトマトだけでいいよな

プランター利用における永田農法を基本としたトマト栽培メモ

「永田農法でかんたん、おいしい野菜づくり」の驚愕

たなかやすこ先生の本で、永田農法を概ね理解したつもりではあったものの、本屋を覗いてみると、目にとびこんできたのが、この本。

 

 

 

あ、ノウハウ本でてるんだ、でも私、もう永田農法のやり方は知ってるもんね、なんて思いながら手にとって見てみると、ふたつ驚愕。

 

驚愕①

永田農法では、「住友化学 住友液肥2号(チッソ:リンサン:カリ=10:5:8)」しか認めていない。

 

な、なんと。私が使用しているのは、 「ハイポネックス(チッソ:リンサン:カリ=6:10:5)」であるが、液肥の混合割合が、ま、まるで違う!!

 

 たなかやすこ先生は、「メーカーにより、種類がいろいろあるので、目的に応じて選ぶと良い」と言っておられたので、なんでもよいと、私、思っていたのだが、今 思えば、たなかやすこ先生はベランダ菜園界の重鎮。

 

きっと、いろいろな しがらみがあるに違いないのである。

 

普通であれば、「この液肥がおすすめです」とか「私はこれを使ってます」とか教えてくれそうなものである。

 

それが書かれていないということは、「大人の事情があるからココでは言えないけれども、察してね!」というメッセージを暗に伝えていたのであろう。

 

浅はかな私によって、家のトマトちゃんが「ニセ永田農法トマト」と後ろ指をさされ、日陰者にされてしまうところであった。

 

ハイポネックス液肥は、すでに2回与えてしまっているが、まだ許容範囲であろう。あぶないところであった。

 

ハイポ君には悪いが、早々に立ち去ってもらわねばなるまい。

 

驚愕②

液肥は原則として、「葉がしおれたら与える」が目安である。

土の表面が完全に乾く少し前、乾き始めたかなと感じたら与える。

与える量は、容器の底から流れるほどにたっぷり与える。

 

「与える量は、容器の底から流れるほどにたっぷり与える」という箇所は、たなかやすこ先生と同じであるが。。。

 

たなか流では、液肥は原則1週間に1度であり、液肥日の前に乾いてきたら、「水」を与えると認識していた。

 

日によるが、天気が良い日なんかは、土がサッと乾いて葉がしおれてしまう。その度に液肥を与えてしまっては、過肥になってしまうのではないか。。。

 

しかし、たなかやすこ先生の本を読み返してみると、そこにヒントがありましたゾ!!

 

それは、「マルチング」である。

 

「マルチング」とは、わらやココヤシファイバーなどを土の表面に覆うことで、乾燥を防ぐという生活の知恵なのだ。

 

私は、さっそくココヤシファイバーを買い求め、実際にマルチングしてみると、確かに乾きが遅い!

 

ただ、あまり厚く覆ってしまうとまったく乾く気配がなく、1週間経っても、しおれないという非常事態。ここは気温や天候にあわせて1週間程度でしおれるような微調整が必要になってくるが仕方ない。

 

すべては、「世界一のトマト」をつくるためなのだ。